その他
1, Cigarette Smoking and Colorectal Cancer Mortality in the Cancer Prevention Study II
Ann Chao, Michael J. Thun, Eric J. Jacobs, S. Jane Henley, Carmen Rodriguez, Eugenia E. Calle
Affiliation of authors: Epidemiology and Surveillance Research, American Cancer Society, Atlanta, GA.
Correspondence to: Ann Chao, Ph.D., Epidemiology and Surveillance Research, American Cancer Society, 1599 Clifton Rd., N.E., Atlanta, GA 30329?4251
Background: Recent studies suggest that long-term cigarette smoking is associated with an increased risk of colorectal cancer. Whether the association is causal or due to confounding remains unclear. Methods: We examined cigarette smoking in relation to colorectal cancer mortality, evaluating smoking duration and recency and controlling for potential confounders in the Cancer Prevention Study II. This prospective nationwide mortality study of 1 184 657 adults (age 30 years) was begun by the American Cancer Society in 1982. After exclusions, our analytic cohort included 312 332 men and 469 019 women, among whom 4432 colon or rectal cancer deaths occurred between 1982 and 1996 among individuals who were cancer free in 1982. Rate ratios (RRs) and 95% confidence intervals (CIs) were estimated by fitting Cox proportional hazards models. All statistical tests were two-sided. Results: Multivariate-adjusted colorectal cancer mortality rates were highest among current smokers, were intermediate among former smokers, and were lowest in lifelong nonsmokers. The multivariate-adjusted RR (95% CI) for current compared with never smokers was 1.32 (1.16?1.49) among men and 1.41 (1.26?1.58) among women. Increased risk was evident after 20 or more years of smoking for men and women combined as compared with never smokers. Risk among current and former smokers increased with duration of smoking and average number of cigarettes smoked per day; risk in former smokers decreased significantly with years since quitting. If the multivariate-adjusted RR estimates in this study do, in fact, reflect causality, then approximately 12% of colorectal cancer deaths among both men and women in the general U.S. population in 1997 were attributable to smoking. Conclusions: Long-term cigarette smoking is associated with increased risk of colorectal cancer mortality in both men and women. Clear reduction in risk is observed with early smoking cessation.
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2, 若年男性の喫煙は遺伝子異常の原因に メディカルトリビューン 21 Apr 1999
米国では喫煙する青少年が増加しているとの報告があるなかで,ローレンスリバモア国立研究所(カリフォルニア州リバモア)生物学研究プログラムのAndrew J. Wyrobek博士らは,喫煙によって精子中の遺伝子が変異し受精能が影響を受ける可能性があることをFertility and Sterility(70:715-723,1998)に発表した。
喫煙者に過剰Y染色体
これは,チェコ共和国政府と米環境保護局(EPA)が行った生殖医療研究の一部で,チェコ共和国の18歳の男性25例について喫煙および飲酒習慣を調査したところ,喫煙者は非喫煙者に比べ,過剰染色体を含む精子を有する率が高かったという。
喫煙者10例では,精子中に過剰Y染色体が現れる割合が高く,同染色体を有する息子の父親となる確率が増加する。さらに,喫煙者では男性不妊症に関与する円形精子がより多く,全精子数はより少ないという。
健康に対する過剰Y染色体の影響は不明である。健常男性にも認められるが,精神的・心理的成長に対して悪影響があるかもしれない。
Wyrobek博士は「この知見の重要性は,喫煙によって遺伝子が変異する可能性を示した� ��にある。さらに研究を行って,喫煙とダウン症候群などのような他の染色体異常との関連性について調査すべきである」と述べた。
喫煙習慣に対する警告が必要
男性不妊症の専門家であるコロンビア長老派教会医療センター(CPMC,ニューヨーク)泌尿器科のHarry Fisch博士は「喫煙によって精子数が減少することは知られているが,これは遺伝子異常が発生することを示した初めての研究である。重要なのは,喫煙がわれわれが考えていたよりさらに深刻な生殖障害を引き起こすかもしれないことである」とコメントした。
研究チームによると,研究対象の男性は全例が健康で,18歳であったことから,喫煙者における精子異常の原因として年齢や化学物質への職業的曝露は除外されているという。喫煙者の喫煙量は中等度( 1 日20本を 2 年間以上)であったが,飲酒傾向もあった。一方,非喫煙者15例はアルコール摂取も避けていた。 Wyrobek博士らの研究チームは,喫煙を「アルコールや医療用薬剤,不法薬物などの摂取を増加させる可能性を生じるライフスタイルの一部」として認識することが重要であると警告している。さらに,アルコール摂取量よりもコチニン(ニコチン代謝物)濃度のほうが,過剰Y染色体発生に対する関連性が高いという。
子供の健康に対する父親の喫煙の影響を調査した以前の研究では相反する結果が出ている。研究チームは,喫煙がどのようにして精子中の遺伝物質を変異させるのかは不明であるとしているが,たばこの煙には変異誘発物質として知られる化学物質が含まれている。
さらに研究する必要があるものの,研究チーム� �今のところ,若い男性の喫煙は将来の子供に影響を与えかねない「潜在的な遺伝的危険と考えるべきだ」と結論している。
3, 喫煙が若年白髪と禿頭に関連 メディカルトリビューン 07 Jul 1997
Leigh病院(ランカシャー)の顧問外科医,J. G. Mosley博士らは「30歳以上の対象606名を調べたところ,喫煙者は非喫煙者よりも若年白髪を生じる確率が約 4 倍,禿頭を生じる確率が約 2 倍高いことが分かった。喫煙は若年白髪と禿頭の原因になるかもしれない」と『British Medical Journal』(313:1616)に報告した。
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白髪が4倍,禿頭が2倍
Mosley博士は50歳未満の喫煙患者の多くが年齢よりも年取って見えることから,喫煙が若年白髪と禿頭の原因かどうか調べることにした。
Mosley博士らの調べた喫煙男性152名と喫煙女性152名のうち50歳未満で白髪になったのは男性で14名,女性で67名だった。それと比較して,非喫煙者で50歳未満で白髪になったのは男性 7 名,女性27名だった。また,男性で50歳までに禿頭になったのは男性喫煙者では32名だったのに対し,男性非喫煙者では18名だった。
この知見は,喫煙することによって大人になった感じを味わっているが,実際は喫煙が老化の原因になっている可能性に気付いていない米国人青少年310万人にとって特に重要となる。
Mosley博士は「もし若年者に,喫煙は若年白髪と禿頭の原因となる可能性があると説得できれば,これによって喫煙に対する健康教育として期待できるものとなるだろう」と述べている。
喫煙がどのように白髪または禿頭を誘発するかは正確に分かっていないが,同博士らは喫煙は心疾患と癌などの慢性疾患を誘発し,次第に喫煙者の生物学的時計の速度を加速させる可能性があるという。
ジョンズ・ホプ キンス大学公衆衛生学部(米メリーランド州ボルティモア)健康対策学教授で,専門教育の部長を務めるRobert S. Lawrence博士は「ある人々にとって,近親者を肺癌で亡くすことが禁煙の動機づけとなるのと同様に,一部の人々にとって喫煙が若年白髪,禿頭またはしわの原因となる可能性を知ることは,禁煙の動機づけとなるかもしれない」と述べた。
4,喫煙は骨にも有害 メディカルトリビューン 05 Nov 1998
ベルン大学内科のE. X. Jensen氏らの研究グループは,『Schweizerische Medizinische Wochenschrift』(128,Suppl. 96:8S)に「健常な喫煙者12人と非喫煙者12人の骨密度(BMD)を比較したところ,喫煙群においては脊柱や骨盤,頭蓋骨のBMDが非喫煙群より有意に低く,四肢のBMDや全身のBMDについても同様の結果が得られた」と報告している。
さらに,明白な用量‐作用関係も認められ,喫煙量(24時間尿中に排泄されたコチニン量で計測)が増えるに従って,BMDの減少が著しくなった。また,代謝パラメータではアルカリホスファターゼだけが喫煙群で高いという傾向を示したという。
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5, 喫煙者は外傷リスクが高い メディカルトリビューン[2000年5月11日 (VOL.33 NO.19) p.2]
軍人保健科学大学(メリーランド州ベセズダ)のJohn W. Gardner博士らは米陸軍の新兵を対象に調査した結果,喫煙者は非喫煙者に比べて,骨折,捻挫などの身体外傷リスクが高い,とする知見を,American Journal of Preventive Medicine(18 Suppl 1:96-102)に発表した。研究は米陸軍健康増進・予防医学センターの助成を受けた。
外傷率は男性喫煙者で顕著
調査は新しく入隊した女性915人と男性1,087人を対象に,8 週間の基礎訓練プログラム期間にわたり実施。データは,観察,アンケート調査,身体計測,身体適性検査,企業の訓練記録,クリニック来診者のカルテから収集した。
外傷率は,女性では喫煙者が56%だったのに対し,非喫煙者は46%だった。男性では喫煙者の外傷率が顕著に高く40%,非喫煙者は29%であった。
Gardner博士はこの知見について「兵士らが喫煙によって心疾患や癌を発症するまでに10〜30年を要するが,喫煙の有害作用はもっと早期に出現する。データから,少なくとも一部の有害作用は,若くして短時間で出現することが示された」と述べた。
年齢,体重,初期体力測定などの要因について調整後も,喫煙者の外傷リスクは非喫煙者の1.5倍以上高かった。
過去の研究で,喫煙が外傷,手術や疾患によ� ��創傷の治癒を遅らせることが示されている。また,喫煙は筋肉,骨,その他の組織での生体の修復能を妨げるため,喫煙者は外傷に弱いと考えられている。
さらに同博士らは,喫煙者は非喫煙者に比べて,疾患や外傷の既往が多いため,身体的に活動的でなくあまり健康的でないことなど,2 群間における行動様式の差も原因ではないかと,考察している。
新兵は訓練期間中,喫煙を禁じられたにもかかわらず外傷リスクが高く,喫煙の有害作用が禁煙後も持続することがわかった。同博士らは「外傷に及ぼす喫煙の有害作用は禁煙後少なくとも数週間持続するようである」と記している。
最後に,同博士らは「身体的外傷リスクが増大すると,兵士の機敏性に直接影響するためこれらの知見は重要である。一般社会もこのメッセージに目を向けて欲しい」と強調。結論で「若年者が喫煙開始を思いとどまったり,禁煙しなければならない直接の理由が示されたことから,結果は一般社会にも有益である」と述べている。
6, 喫煙は黄斑変性の重大な危険因子
メディカルトリビューン 2001年6月28日 (VOL.34 NO.26) p.32
オーストラリア国立大学国立疫学公衆衛生センター(キャンベラ)のWayne Smith博士らは,3 大陸で
実施された一般人口を対象とした眼疾患の研究所見をプールした研究から,喫煙は加齢黄斑変性(AMD)
を予防できる主要な危険因子であることが明らかにされたと,Ophthalmology(108:697-704)に報告した。
禁煙を指導すべき
今回の研究では米ウィスコンシン州ビーバーダム,オランダ・ロッテルダムおよびオーストラリア・
シドニー西部のブルーマウンテン地方で行われた研究から得られたデータを分析した。
その結果,対象となった全地域において,喫煙は総体的に,年齢以外の唯一の,すべての型のAMDの
危険因子であることが明らかにされた。
AMDには地図状萎縮型(または乾燥型AMD)および血管新生型(または湿潤型AMD)が知られている。
乾燥型AMDは網膜が徐々に薄くなるが,この型のAMDの治療法はわかっていない。
湿潤型AMDでは網膜内に新しい血管が増殖し,血液や体液を漏出して中心視野を担当する黄斑が損傷を受ける。
この型のAMDに� ��現在,レーザー光凝固治療法と光線力学的治療法の 2 種類が用いられており,早期に
発見されればともに進行を止めることができる。
非喫煙者と比較して,もと喫煙者や現在喫煙しているものはAMDに罹患する確率が高く,現在喫煙している
ものは乾燥型AMDより湿潤型AMDに罹患する確率が高い。
米国眼科学会(サンフランシスコ)のスポークスマン,Paul Sternberg, Jr.博士は「本研究は喫煙と黄斑変性
発症との関連性を示唆する従来の研究を確証し,強固にするものである。当学会は,高齢者を含め喫煙率を
下げるよう指導すべきとするSmith博士らの主張を支持する」と述べた。
地域によってAMDの型に差異
興味深いことに,ビーバーダムとブルーマウンテンの研究の試験参加者(年齢55〜86歳)では湿潤型
AMDの有病率は乾燥型AMDの 2 倍であったが,ロッテルダムの研究ではこの比は小さかった。
Smith博士らはこの差異に関し,網膜撮影技術,患者の選択,医療システム,健康に対する文化的背景,
日光曝露,環境の危険因子の違いなどについていくつかの解釈を展開している。
しかし,同博士らはこれらの解釈を排除して各地域社会における遺伝的差異や遺伝・環境相互作用が
重要であるとして,AMD発症の素因となる遺伝子を同定する研究をすべきであるとしている。
7, 喫煙や高血圧が黄斑変性症と関連 〜加齢性眼疾患研究の最新報告〜
メディカルトリビューン 2001年3月1日 (VOL.34 NO.09) p.01
米国眼科学会のOphthalmology(107:2224-2232,2000)に加齢性眼疾患研究(AREDS)の最新報告書が掲載された。
同報告は,黄斑変性症の発症には喫煙や高血圧が関与することを強調しており,制酸薬や甲状腺ホルモンの
使用との関連性についてはさらに研究が必要だと指摘している。
今後の研究方針を示唆
同学会のスポークスマン,Paul Sternberg博士は「今回の研究は黄斑変性症の理解を深めるうえで有益である,
眼科領域でますます重要になる本症の今後の研究方針を示唆するものとして興味深い」と述べた。
加齢黄斑変性症(AMD)には乾燥(萎縮)型と湿潤(浸出)型の 2 種類がある。AMD患者の約90%が
乾燥型であり,加齢および黄斑が薄くなることによって生じる。
乾燥型AMDの治療法はまだ確立されていないが,栄養学的アプローチを推奨する研究者もおり,AREDSの次回の
報告ではこの点が検討される予定である。
湿潤型は血管新生型AMDとも呼ばれ,AMD患者の10%を占めるにすぎないが,視力障害の90%は湿潤型で認められる。
血液や血漿が漏出する異常な網膜血管の増殖が特徴で,中心視覚が急速かつ重度に冒される。
これら 2 種類のAMDはともにドルーゼ,網膜上の白い蛋白沈着物,網膜色素上皮(RPE)の異常によって診断されることが多い。
BMIや遠視,学歴との関連も
AREDSは米国立眼研究所(N EI,メリーランド州ベセズダ)の支援を受けて現在進められているAMDと
白内障のリスク因子に関する多施設長期試験である。
1992年から98年に掛けて11か所の網膜専門クリニックで,60〜80歳の患者4,519例が研究に参加した。
AR EDSで得られたおもな成果は以下の通りである。
(1)喫煙は重度のAMDと関連する。
(2)高血圧は大きなドルーゼ,ないしは血管新生型AMDと関連する。
(3)甲状腺ホルモンや制酸薬の使用は,地図状萎縮(乾燥型AMD)と関連するが,さらに検討を要する。
(4)ヒドロクロロチアジド系利尿薬の服用や関節炎の存在は,1 つ以上の大きなドルーゼや中程度の大きさの
拡張性ドルーゼと関連するが,さらに検討を要する。
(5)遠視と拡張性ドルーゼおよび血管新生型AMDが関連する。
(6)肥満の指標であるBMI(body mass index)の値が大きければ,血管新生型AMDと関連する。
(7)浸潤型AMDの発症頻度は,他の人種より白人で高い。
(8)水晶体の混濁は,大きなドルーゼや血管新生型AMDと関連する。
(9)大卒者では,高卒者やそれ以下の低学歴者よりAMD発症率が有意に低い。
8, 喫煙は慢性関節リウマチ発症のリスクを高める
メディカルトリビューン 2001年2月15日 (VOL.34 NO.07) p.21
喫煙により心疾患や肺癌のリスクが高まることはよく知られているが,アラバマ大学(アラバマ州バーミング
ハム)のKenneth G. Saag博士らの研究によると,慢性関節リウマチ(RA)も喫煙との関連性が高いという。
喫煙本数,喫煙期間と相関
Saag博士らは,1986年以来,アイオワ女性保健研究に登録された女性 3 万例以上の記録を検討した。
同博士らは,高齢発症型RAと 1 日の喫煙本数,喫煙期間との間に,統計学的に有意な相関を見出した。
現在喫煙している者のリスクは,非喫煙者の約 2 倍で,過去に喫煙歴のある者のリスクは,現在喫煙している
者のリスクよりも低いようだが,非喫煙者のリスクよりは高かった。
RAは,全成人の 1 %が罹患する消耗性の慢性疾患である。致死的ではないが,諸臓器の炎症を惹起し,
多くの関節に疼痛,こわばり,腫脹,破壊,機能障害を引き起こす。症例の75%以上は女性が占める。
通常,妊娠可能年齢で発症するが,高齢者に起こることもある。
同博士は「私の知る限り,喫煙と女性での高齢発症RAとの関係を証明した最初の研究である。
これらの研究結果は,RAの若年集団を対象としたこれまでの研究成果と関連し,RAの重要な予防策として
禁煙が唱道されるべきことを示唆するものだ」と語った。
9, 喫煙と腰痛に関連性
メディカルトリビューン 2001年4月19日 (VOL.34 NO.16) p.01
50年以上にわたる特定集団を対象とした調査研究が完結し,喫煙の危険は肺や心血管系だけでなく
腰の骨や関節にまで及ぶ可能性があるとの結論が得られた。
当地で開かれた米国整形外科医学会(AAOS)の年次集会で,ジョンズホプキンス大学(メリーランド州
ボルティモア)のUri Ahn博士らは「腰痛の発生と過去の喫煙歴との間には有意な相関がある」と報告した。
他の健康因子を上回る相関性
Ahn博士らは「データは喫煙により腰痛のリスクが増加することを決定的に証明するものではないが,
その相関性には明らかになんらかの生理学的な根拠がある」としている。
同博士らは,1947〜64年にジョンズホプキンス大学を卒業した1,300人を超える医師の追跡調査を実施した。
被験者は喫煙習慣,腰痛の発生率,高血圧,コレステロール値,血圧などの健康因子に関連する質問から成る
年 1 回のアンケート調査に答えた。
特に,過去の喫煙歴と関係があると思われた脊椎疾患は,変性脊椎症,脊椎すべり症および脊柱管狭窄の 3 つだった。
腰椎椎間板に対する影響はなかった。
同博士らは,アンケートで被験者に喫煙歴と腰痛の既往歴を項目別に示すよう求め,その相関性を解析した。
その結果,喫煙,高血圧およびLDLコレステロール値の上昇には相関が認められた。
腰痛と過去の喫煙歴との相対リスク(RR)は1.25だった。椎間板損傷または椎間板変性の愁訴に相関は認められなかった。
腰椎脊椎症と喫煙にはRR=1.85と明らかな関連性があったのに対して,脊椎症と高血圧ではRR=1.50,
脊椎症と高脂血症ではRR=1.17にすぎなかった。
いずれも統計学的に有意な相関だった。
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